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海外の食育に関する情報
アメリカにおける状況
米国では、連邦政府等の支援による、学校昼食プログラム及び学校朝食プログラム等に基づいて、
希望に応じて学校における昼食あるいは朝食の給食が行われています。さらに、食事と運動を通して
健康を増進し慢性疾患のリスクを下げるためのガイドラインとして、「アメリカ人のための食生活指針
」が5年ごとに発表されているほか、食に関する教育活動等が実施されています。
あわせて、野菜や果物を1日5品目以上食べることを推奨するファイブ・ア・デイ運動も進められてい
ます。食品安全教育の観点からは、「手や食器等をよく洗うこと」、「分離によって汚染を防止するこ
と」、「適切な温度による調理」、「冷蔵」の実践を中心としたキャンペーンが展開されています。
また、消費者と地域の農家が協力して生産活動等を行う運動が拡がっています。

英国等における状況
英国では、政府の「健康な学校プログラム」等によって、学校における健全な食生活の推進等が進
められています。加えて、野菜や果物を1日5品目以上食べることを推奨するファイブ・ア・デイ運動
も進められているほか、子どもの脂肪分・糖分・塩分の過剰摂取や肥満の増加に対応するため、
子どもの健全な食生活を促すための行動計画も策定されています。
また、農場や農村等に焦点を当てた体験学習を学校教育の一環として行う「育てる学校」プ
ログラムが政府の支援により進められており、これらを受け入れる農場も多数存在しています。
さらに、消費者に新鮮な食品を供給しつつ地域経済の活性化を図ること等を目的として、地域で作
られた農産物を地域で消費するローカルフードと呼ばれる活動も見られます。
イタリアでは、消えつつある郷土料理や質の良い食品を守り、質の良い素材を提供してくれる小生
産者を守り、そして子どもたちを含めた消費者全体に「味の教育」を進めることを目的とするスロー
フード運動が盛んとなり、世界的な広がりを見せています。
アジアにおける状況
韓国では、「身土不二」(しんどふじ)をスローガンとして地産地消を推進する運動があります。「身
土不二」という用語は、我が国においても、身体と土とは密接不可分である、身近なところで作られ
たものを食べることが良い、等の趣旨で用いられています。
シンガポールでは「健康なライフスタイルのためのプログラム」が政府によって進められています。
同プログラムでは、健康なライフスタイルの重要性の認識が高まるよう、日常的な運動、健全な食
事、禁煙、ストレス管理の4項目を、毎年のキャンペーン等の活動を通じて促進しています。
世界保健機構(WHO)における取組み
世界保健機構(WHO)は、2004年に「食事、運動と健康に関する世界戦略」を取りまとめました。
同戦略は、不健全な食生活と不十分な身体活動を主たる要因として生ずる心疾患、脳血管疾
患
、糖尿病、一部の癌等の非感染性疾病の死亡率等を改善することを目指して、加盟国等に対
し、エネルギー摂取のバランス、野菜や果実の摂取、適切な体重の維持等のガイドライン策定を
含む具体的な取組を求めるものとなっています。
『 農林水産省公表資料より 』
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