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噛むことの大切さ
〜 食べるということは、生きるということ 〜

噛むということは・・・
毎日美味しく食事をし、健康な生活を送るには、丈夫な歯をいつまでも保つことが大切です。
しかし、歯の状態がよくなければきちんと噛めなくなり、栄養の摂取がうまくできず、活力が失われて
しまいます。
平成元年から厚生労働省と日本歯科医師会が始めた『8020運動』をご存知でしょうか?
これは「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という運動です。成人の歯は通常28本、親知
らずを入れると32本になりますが、20本以上の歯があれば、ほとんどの食べ物を噛み砕くことがで
き、美味しく食べられるといわれています。また、自分の歯が20本残っていなくても、義歯(入れ歯)
を入れることにより、噛む力がかなり回復しています。
噛むことは健康にとって非常に重要です。噛むことによって唾液の分泌が良くなり、消化や吸収を助
け、口腔内が清潔に保たれます。また、あごや歯茎が鍛えられて丈夫になり、大脳の働きの活性化
や顔の筋肉の発育を促して、表情豊かな顔を作ります。また、食べることによって、ストレスの発散
もできます。さらに、歯が生え揃っていると会話をする際に言葉がはっきりわかるように発音ができる
のです。
このように、噛むことと歯は、私たちの健康に深くかかわっています。歯は、『エナメル質』・『象牙質』
『セメント質』から成っており、エナメル質は体の中で一番硬い組織で、歯冠表面を覆う水晶に近い
硬度のものです。エナメル質は約96%、象牙質は約70%、セメント質は約60%がヒドロキシアパタ
イトを主成分とする無機質(ミネラル)で構成されており、残りは水・有機物で構成されています。
自分の歯で食べていくためには、この歯を一本でも多く健康に保つことが必要です。歯を失う2大原
因は、虫歯と歯周病です。歯周病は、年齢とともに悪化し、40歳以降、急速に歯が失われる原因と
なります。虫歯や歯周病の予防には、歯垢(プラーク)や歯石をきれいに取り除く必要があります。
1本1本を丁寧に磨くことが基本です。特に就寝中は、唾液の分泌量が少ないため細菌が繁殖しや
すいので、就寝前はしっかり磨くとよいでしょう。また、喫煙や糖分を控え、ストレスを改善し、定期健
診を受けることも大切です。
丈夫な歯を維持し、ゆっくりとよく噛み、毎日の食事のバランスよく摂ることは、人が生きていくために
とても大切なことです。
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